年末から読み始めて、昨日(元日)に読み終はりました。
今年春には、両陛下がパラオを初めて御訪問遊ばされます。
昭和19年、ペリリュー島での日米の戦ひは話には聞いてゐましたが、実際にどんな戦ひだつたのか詳しくは知らなかつたので、両陛下御訪問のニュースを見た後、思ひ立つて読むことにしました。両陛下御訪問の前に読み終へることができて好かつた。
著者の舩坂弘といふ人は、ペリリュー島の生還者ではなく、ペリリュー島の更に南隣のアンガウル島で戦つて生還した人です。戦後、何十年か経つてから、何度もパラオを訪れて御遺骨収集をされるかたはら、自ら日米両国の多くの資料に当たられて何冊もの戦記を著された方でもあります。
「あとがき」にありますが、昭和56年には、パラオ独立後初の大統領就任式にも新政府から招待され出席されてをられます。
図らずも、本日の産経新聞(電子版)に、パラオの記事がありました。
どうか両陛下の御訪問により、パラオで亡くなられた全将兵の御霊が慰められるやうお祈り申し上げます。
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